中国に侵略されて強制収容所に入れられたら、ぜったい毎日、拷問・強姦される。でも、もしも中国語ができたら、中国人看守に優しくしてもらえるかもしれない。
1.おすすめ度: ★★★★
2.本書を読んだ目的:
あの頃は、ただひたすら中国語の多読と音読とリスニングがしたかった。
再学習している今は、将来、中国領日本自治区になり強制収容所に入れられてもなんとか生き延びようとしている自分。いや笑いごとではない。メディアは真実を伝えず、売国政治家は中国へ日本国家を渡そうとしているのだから。
3.本の構成
著 者:斉 霞 著
出版日:2009年11月10日 初版第1刷発行
出版社:株式会社 三修社
定 価:2200円(税別)
目 次:
第1章 口慣らし
1動詞述語文「吃・喝・学习」
2二重目的語をとる動詞「找・告诉・教」
3動詞や動詞句を目的語にとる動詞「希望・认为・觉得」
4存在文「是・有・在」
5形容詞述語文「主語+形容詞」
6名詞述語文「主語+数量詞」
7主述述語文「主語+(主語+述語)」
8疑問文「吗・ 呢・什么・有没有」
9疑問詞の不定用法「何か・誰か・どこか」
10否定「不・没有」
11構造助詞「的・地・得」
12副詞①「还・又・在」
13副詞➁「才・就・只」
14前置詞①「跟・和」「给・对」
15前置詞➁「离・从・到」
16前置詞③「朝・往・向」
17前置詞④「在・为了・按照・根据」
18可能助動詞「会・能・可以」
19願望助動詞「想・要・愿意」
20義務・必然助動詞「应该・要・得」
21連動文「主語+V+V」
第2章 強化訓練
22進行態「~(正)在V(着)+ 呢。」
23持続態「~V着~」「~V着V~」
24経験態「~V过~」
25完了態「~V了~」
26変化態「~了。」
27近未来を表す構文「(快/就)要~了。」「该~了。」
28協調構文「是~的。」
29禁止表現「不要・別」
30比較「A比B~。」「A跟B比起来~。」
31相似・比喩「A跟B一样。」「像~一样/似的。」
32受身文「被・让・叫」
33使役文「让・叫・请」
34様態補語「V得+形容詞/語句」
35数量補語「主語+V+時間/回数」
36「少し・ちょっと」「一下儿・一会儿・一点儿・有点儿」
37量詞「次・回・遍・顿・趟」
38結果補語「完・错・到」
39単純方向補語「来・去」
40複合方向補語「出去・起来・上来」
41複合方向補語の派生的意味「~し始める」
42可能補語「V得+了」「V得+結果/方向補語」
43処置文「把」
44存現文「場所+V着/来/去+不特定の人/物」
第3章 ステップアップ
45語気助詞「嘛・啊・呢・吧」
46選択の複文①「(是)~、还是~?」「或者~、或者~。」
47選択の複文➁「不是~、就是~。」「与其~、不如~。」
48並列の複文「一边~、一边~。」「又/既~、又~。」
49逆説の複文「虽然/尽管~、但是~。」
50因果関係複文「因为~、所以~。」「既然~、就~。」
51累加関係複文①「不但~、而且~。」「连~都/也~。」
52累加関係複文➁「除了~以外、也/还~。」「除了~以外、都~。」
53連続関係複文「一~、就~。」「先~、再~。」
54譲歩の複文①「即使/就是~、~也~。」
55譲歩の複文➁「A是A、不过~。」
56仮定の複文①「要是/如果~(的话)、~就~。」
57仮定の複文➁「要不是~、~就~。」「(要)不然的话~。」
58条件の複文「不管/无论~、都~。」
59強調文「一点儿~都+不/没~。」「疑問詞~都+不/没~。」
60反語「不是~吗?」「怎么能/会~呢」?
総 頁: 134頁
4.感想
チベットやウイグルを侵略してひどい虐殺をしている、あんなおぞましい国の言葉など勉強もしたくないわい!
と、あの国には内心怒り心頭なのだが、
学生の頃は中国人になりたいぐらい憧れていたので、中国語って難しいのだけれども、基本大好きでした。
①本書の概要
本書のコンセプトは、中国語構文の特性を十分理解し、日本語を中国語に正しく訳すトレーニングすることだそうだ。
よって、右側に日本語、めくると左側に中国語が書かれてあるので、何度も音読をした後に、日本語だけを見て中国語がスラスラと口から出てくるぐらいに特訓すれば目的達成である。
全体で3章構成。初級レベルの基本文型から中級レベルの複文型まで60項目が厳選され、合計600の文例が挙げられている。ドラマのセリフのように長い文はなく、1ページ10個の短い文章がえんえんとつづく。
目次には、文法特有の専門用語がびっしりだが、
わたしはそれらのものを一切覚えていない。
それよりも、日本語を見て中国語にスラスラ暗唱できることの方が大切なので、これは何構文と覚えるよりは、何度も読み倒し、全体を20回くらい回せば、かなりの実力はつくはずだ。
➁有用な文章と文法説明
文章は、どれも生活や仕事にに密着したものばかりなので、役に立つことは間違いない。また、新単語の抜き出し、文法の説明など最低限のところは安配してくれているので読んでいてそれほど苦痛に感じない。スラスラと頭に入ってくる。
ただ、文章の中には、日本語がきれいに意訳されている箇所があって、それだとかえって中国に直す時につまづいてしまうので、わたしは日本語訳をあえて「直訳」に近いものに上書きして使っている。何か所か気になるところがあった。
例)「彼は宿題をしなかったので、先生に怒られました」の中文は、
↓
「他没做作业、老师说了他一顿。」になるが、
これだと、日本文は「彼」が主語になっているのに、
中文だと、後半は「先生」が主語になっている。
主語が入れ替わるというのは、翻訳する時にめんどうくさいので、
こういう文章は大袈裟なくらい日本語を直訳しなおして暗記しまくりました。
↓ つまり、
「彼は宿題をしなかったので、先生が彼を怒りました(説教しました)」
と直訳するのです。
基本ができてこその意訳なので、できるまでは直訳で考えたほうが早いです。
一日一頁をこなせば、2か月で一回まわせる。
一日二頁をこなせば、1か月で一回まわせる。
おすすめは、とにかく最初は音読だけの、荒くざっくりでいいので、1回目を回してしまう。次も音読だけでまた回す。3回目は、線を引きながら理解しながら回す。4回目からは翻訳しながら回す、など工夫してみると良いでしょう。
とにかく反復継続。
何度も回さなければ語学学習は意味がないので、がんばりましょう。